【夫を「犬」だと思えばいい】を読んで
我が家も同じだったなと思ったので
産後クライシス(だと私は思っていた)だった
夫との関係を振り返ってみました
2年前の今頃は、夫への不満が募っていて
【熟年離婚】を考えていました
「子育てが終わったら…」って考えてたんです
20年もそんな状態で過ごす気だったのかと思いますが(笑)
私が学んだことで、夫への気持ちは180度変わりました
マイペースな夫
夫は、良くも悪くもマイペースです
決して気が利くタイプではなく
子どもが出来たからと言って、生活リズムも変わりません
朝も好きなだけ寝てるし、家事も一切やりません
子どもより手がかかる『長男』のような存在です
夫は次男だからなのか、甘え上手で、のんびり屋
短気な一面もありますが、気分を引きずらない
気持ちの切り替えが上手な人です
私とは正反対過ぎて、そんなことする?!と驚くことは多々あります
それは今も全く変わっていません
愚痴を言おうと思えばいくらでも言えますが(笑)
それでも意外といい夫なのかもな~と思っています
夫は何も変わっていなかった
夫への認識が変わった1つ目のきっかけは
佐伯あこさんとの個別セッションです
人生謳歌塾に入る前の佐伯あこさんとの個別セッションで
悩みの1つとして夫との関係も話しました
そこで言われて衝撃だったのが
向こうは何も変わってないよね
変わったのはコッチだよね
ガーン!!ですよ…
でも言われてみると確かに、夫は何も変わっていません
結婚前も、結婚してからも、子どもが産まれてからも
私からすると「それが悪い」のですが
夫からすると「前は怒られてなかったのに今は怒られる」状態ですよね
私は子どもが産まれてからは
夫には「大人なんだから自分のことは自分でやって」って思ってたし
私は赤ちゃんのお世話で、夜も寝れないし、やることは無限にあって忙しくなってるのに
何も変わらない夫に対してイライラしていました
でも、子どもが産まれる前は
私が夫の世話をすることを良しとしてたから
そこに不満を抱いていなかった
ただ私が忙しくて余裕がなくなったから
全く同じ状況でも不満に感じるようになったんです
でも、実はそれを夫に直接ぶつけたことはありませんでした
そもそも、自分でイライラの原因がわかっていませんでした
自分でもわかっていないのだから
夫がわからなくても仕方ないのかなぁ?
いや…気が利く旦那さんなら、そんなこと言わなくてもわかるのかも、笑
でも、気が利かないのが夫ですからね、仕方ないです笑
【夫は何も変わっていない】という事実に気付いただけで
夫との関係は変化していきました
まず会話が増えました
産後、子育てをしてると子どもを優先しちゃうし
夜も子どもと一緒に寝てしまうことが増えて
夫との会話はほぼ業務連絡になっていました
私がそこを認めただけで何もしてないのに会話が増えて
会話が増えると私の気持ちも明るくなりました
結局、私1人で壁を作って孤独になっていたんです
そして寂しさから、イライラしていただけだったんです
全部、自作自演だったって笑えます
夫は学びの人
2つ目のきっかけはアドラー心理学を学んだことでした
アドラー心理学を学び
人には【私でありたい心】と【繋がりたい心】があることを知りました
【私でありたい心】は、言葉の通り自分でありたいということ
【繋がりたい心】とは、役割を優先すること
役割とは「妻」であったり「母」であろうとすること
この2つの心はどちらも必要なんですが
どちらから優先して満たすかで抱く感情が違うことを学びました
私は、「お母さんだから」という役割を優先するが故に
「自分」を置き去りにしていました
というか「自分」のことを考えるなんて発想もありませんでした
妻でもない、母でもない私自身が何を考えているか
何を感じているか…サッパリわからなくなっていました
だからこそ、どんどん育児が辛くなり、孤独になって、イライラしていたんです
そのイライラが子どもにも夫にも向いていました
アドラー心理学を学んでから夫を見たときに
「この人は【自分を満たす】が上手なんだ」と思えたんです
自分を満たす=私でありたい心を満たすということ
それが出来るから、夫は常に安定しているんだなと思いました
仕事から帰ってきて、まず1日会社であったことを話し
ソファーでゴロゴロしている夫
学ぶまでは、ただイライラする光景でした
それが「私でありたい心」を満たしているんだなと思えると
1日働いて疲れているんだから、そりゃゆっくりしたいよねと思えたんですね
私がそう思えると、夫のゴロゴロタイムが短くなりました
きっと私から発せられた空気が変わったんだと思います
イライラされている空間だと、そりゃ充電されませんよね
私が家事をしている間は、子ども達と遊んでくれるようになりました
家事をしているときに、子どもが来ないだけで
かかる時間がすごく短縮されるのでホントに助かります
そんな夫を見ていると
私だって自分を満たしていいんだと思えました
「頑張らないと認めてもらえない」と思っている私が
役割より自分を優先することは、ちょっと勇気がいることです
なのでホントに少しずつ、小さなことから始めました
洗濯物を畳まず放置する
シンクの洗い物を放置したまま寝る
毎日の家事は、こんな小さなことの積み重なりです
1つ1つは小さくても、重なるから大変なんです
しかも終わりがない
洗い物をしないだけでも、20分早く布団に入れます
洗濯物も畳まない、そもそも洗濯もしなければ1時間早く休めます
疲れてるときに、そこを無理するより早く休んだ方が
次の日が楽になることを改めて体感しました
そして、家事を放置したからって何も起こりませんでした
やってくれることもないけれど、文句も言われない
朝まで残っていたって、特に困ることもない
ただ翌朝、私が自分で片付けるだけです
私が無意識で恐れていたことは何も起こりませんでした
今度は娘に、洗濯物を畳むのをお願いしてみました
「ハンガーからタオル外すの出来るかな?」
「お洋服畳むの出来るかな?」
大人と同じことがしたい4歳の娘は喜んでやってくれました
しかも入れる場所もちゃんと知っていて
全て畳んで片付けてくれました
「出来たよ!!」と得意げな顔をしています
お手伝いをしてもらうことは
子どもにとってもいい影響がある
お母さんだからって、1人でやらなくてもいいんだ
とてもホッとしたことを覚えています
こんなことにも気づかないくらい
「頑張る」のは私の中で当たり前で
「頑張ってる」っていう認識もなかったんです
むしろ「もっと頑張らなきゃ」と思うことが多く
自分で自分を追い込むのがスタンダードです
今は、ここを緩めることを少しずつやっている段階です
【まとめ】全部、自分が作り出してる
先日、夫にこう言ってもらいました
うちは子どもが出来ても仲良いし、変わらないよな
そんなに不満もないし、早く家に帰ってきたい
夫と話してみて
産後「熟年離婚」を考えていたのに
夫には何も伝わっていなかったことが判明しました(笑)
夫は最初から今まで、何も変わっていないのです
何も変わっていないのに
不満に感じることもあれば、良いところに見えることもある
これは結局、私の捉え方なんです
その時のコンディションでも変わりますしね
疲れてるときはイライラするし
余裕があるときは見守れる
それは自分に対しても、子どもに対しても
どんな出来事に対しても同じなんですよね
どこを見るか、どう捉えるかで
毎日が変わるなと感じます
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